
四国・中国山地の地質巡検を行いました!
3研究室合同巡検
2025/6/5(木)から6/7(土)にかけて、本研究室の辻森教授とB4帆足で四国・中国山地巡検に行ってきました! この巡検には、本学環境科学研究科先進社会環境学専攻の岡本教授、理学研究科地学専攻の武藤教授と澤助教、および各研究室の学生(3名)が参加されました。 また、本学環境・地球科学国際共同大学院プログラム(GP-EES)の招聘で来日中のリヨン高等師範学校のSamuel Angiboust教授も同行されました。
巡検初日は、本研究室の卒業生・福島さん(現在: JAMSTEC 高知コア研究所)とも合流しました。
総勢9(10)名で、西南日本を四国から中国山地に横断しながら、時代の異なる変成岩(三波川・周防・蓮華の各変成岩)の分布地域をめぐり、皆さんと多様な議論を交わしました。 特に、Angiboust教授とは、移動中の車内でも様々な話題(研究, 文化等)について会話を弾ませ、貴重な時間を過ごさせていただきました。
辻森教授は、学部生時代に地質調査の際の宿泊先を提供してくださった牧場主の方と30年振り(…!)の感動の再会を果たすこともできました!
巡検の一部始終
- 1日目: 四国中央部別子地域、肉渕谷
肉渕谷にて、転石を色々と観察・探索していると、1辺1 cm超の自形(立方体)のざくろ石が…!
綺麗に成長した外観に皆さん興味津々でした。
- 2日目: 中国山地中央部、大佐山蛇紋岩メランジュ(2種のリザダイト)
本巡検では、訪れた各地点に蛇紋岩も多数産出しており、その様相の豊かさに驚かせられました。
- 3日目: 中国山地東部、養父市大屋地区のローソン石青色片岩露頭
辻森教授が調査をしていた時代は、ここまで植生が発達していなかったそうです。
岩石と植物が持つ時間差を感じさせます。
- その他: 観光
本巡検では、露頭観察以外に、訪れた土地ならではの景色や文化等も楽しみました。 特に2日目朝の倉敷市美観地区では、その美しい街並みにAngiboust教授も大変喜ばれていました。
本巡検は天候にも恵まれ、有意義な2泊3日となりました。 またぜひ皆さんと、このような巡検に参加したいです。